YOD Gallery(大阪)
木村光佑 個展 『―私の現在位置―』
2026年 9月19日(土) - 2026年 10月10日(土)
開廊時間:13:00 – 19:00 閉廊日:日曜日
オープニングパーティー
9月19日(土)17:00 - 19:00
会場: 大阪・西天満 YOD Gallery
◾️アーティスト
木村光佑
この度、YOD Galleryでは、第44回(令和7年度)京都府文化賞 特別功労賞の受賞を記念し、木村光佑 個展 ―私の現在位置― を開催いたします。
木村光佑は、1936年に大阪に生まれ、1960年代後半より版画家として活動を始めました。コラージュやシルクスクリーンを用いた独自の表現を展開し、1971年にはリュブリアナ国際版画ビエンナーレで国際大賞を受賞するなど、早くから国内外で高い評価を受けてきました。その活動は版画にとどまらず、彫刻や公共空間における作品へと広がり、表現領域を絶えず拡張してきました。
木村の制作の根底には、大学時代に日本画を学ぶなかで培われた、「対象を一つのまとまりとして見るのではなく、ディテールの寄せ集めとして捉え、その向こう側にも目を向ける」という独自の視点があります。人体解剖図や建築図面、新聞、写真、文字、さまざまな記号や図像。異なる時間や場所から集められた断片を重ね合わせることで、木村は独自の視覚世界を築いてきました。
木村が頭角を現した1960年代後半から1970年代は、写真製版やシルクスクリーンなど新たな技法によって、日本の現代版画が大きく変貌した時代でもあります。そうした潮流のなかで、木村は版画の可能性を広げ、戦後日本の現代版画の展開を考えるうえで重要な作家の一人となりました。
本展のタイトル「私の現在位置」は、木村が作品のなかで繰り返し扱ってきた「現在位置」という言葉に由来します。それは単に自らが立っている場所を示すものではなく、これまで歩んできた時間を振り返りながら、いま自分がどこに立ち、何を見つめ、その先に何を見出そうとしているのかを問いかける言葉でもあります。
長年にわたる活動の功績が称えられ、このたび第44回京都府文化賞 特別功労賞を受賞した木村は、1936年生まれ。本年、満90歳を迎え、卒寿という大きな節目にあります。
本展では、1970年代の作品から近作までを展観し、半世紀以上にわたる木村の表現の変遷をたどります。しかし、本展はその長い創作活動を過去のものとして振り返るためだけの回顧展ではありません。満90歳を迎えた現在もなお制作を続ける木村光佑の、これまでの軌跡と「現在位置」を提示する展覧会です。
この栄誉と卒寿を祝するとともに、今後ますますの創作活動への期待を込め、本展を開催いたします。この機会にぜひご高覧ください。
Daiichi shinmei bld.
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