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表面作品
タイトル:朧気(カモシカ)
素材:陶
サイズ: W23 × D66 × H63 cm , 2025
撮影:今村裕司

YOD Gallery(大阪)

 

秋永邦洋個展

『うつろなかたち』

2025年12月13日(土)-2026年1月16日(金)

開廊時間:13:00-19:00 閉廊日:日曜日

*冬季休廊:2025年12月27日(土)-2026年1月4日(日)

 

オープニングパーティー| 12.13 (土)17:00 – 19:00

会場: 大阪・西天満 YOD Gallery

アーティスト
 秋永邦洋

この度、YOD Galleryでは、秋永邦洋による個展「うつろなかたち」を開催いたします。

情報があふれ、あらゆる境界が曖昧になる現代。仮想と現実のあいだで揺れ動くこの時代において、秋永は「存在とは何か」という根源的な問いを、陶という素材を通して社会へ投げかけます。

 

秋永の作品は、動物を主題とした陶に装飾を重ねたものです。陶で表現された「生命」は、確かな肉体を思わせながらも、その輪郭は不確かさを帯び、存在と非存在のあわいに静かに溶けていくかのようです。その姿は、私たちが捉えきれない存在の儚さを映し出しています。さらに、装飾という行為には「本質を偽装するもの」という作家の意識も込められています。

 

秋永の作品における装飾は、本質を覆い隠すと同時に、複数の関係性を曖昧に重ね合わせます。そして、存在と非存在の境界が揺らぎ、作品はより豊かな意味を帯びていきます。すべての「生」には、やがて終わりとしての「死」が訪れる。そして陶は、何万年でも残る恒久性を持つ一方で、衝撃に弱く壊れやすいという二面性を併せ持ちます。そのような特性は、秋永が探求するテーマと深く共鳴しており、生命の終焉の情景も陶という素材を通して表現されているのです。相反するもののあいだを揺れ動くその運動こそが、形に意味と自由をもたらします。

硬質さと繊細さが共存し、静けさの中に力を湛える秋永の作品群を、ぜひこの機会にご高覧ください。


Daiichi shinmei bld.
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​​Masashi Hattori
​“A RI GA TO U◯YOD Gallery◯U TO GA RI A”

​3 DAYS WONDER WORLD
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