
YOD Gallery(大阪)グループ展
『Interbeing / 共にあること』
2025年11月8日(土)-2025年11月29日(土)
会場:YOD Gallery(大阪)
開廊時間:13:00-19:00
閉廊日:日曜日
オープニングパーティー| 11.8 (土)17:00~
アーティスト
上須元徳、桑島秀樹、笹口数、佐藤好彦、
刺繍する犬、新野 洋、竹内 紘三、
服部正志、樋口 新、藤井健仁、蛇目、
町田夏生、松原 秀仁、宮田彩加、村田彩
この度、YOD Galleryでは15名の作家による
グループ展「Interbeing / 共にあること」を開催いたします。
はじめに
このたびの展覧会は、弊廊とこれまでにご縁をいただいた作家の皆様にお声がけすることから
始まりました。
その後、参加作家の⽅々がご⾃⾝のつながりの中で信頼を寄せるアーティストにお声がけくださり、
輪が広がるように⼈と⼈とがつながりながら、展覧会のかたちが少しずつ築かれてまいりました。
作家同⼠の関係性から⽣まれる広がりと深まりを、作品を通じて感じ取っていただけましたら
幸いに存じます。
趣旨
本展は、
現代社会において私たちが無意識のうちに引いている、さまざまな境界線に焦点を当てています。
そして、その境界を越えた先にある、より深い「共にあること」の概念を探求します。
「境界線」と「創造」
私たちは⽇々の⽣活の中で、「内側」と「外側」、「⾃⼰」と「他者」といった様々な境界を 無意識に引きながら世界を捉えています。
こうした境界線は、秩序や安⼼をもたらす⼀⽅で、物事の多様な側⾯や重なりを⾒えにくくすることもあります。
しかし、芸術の世界においては、その境界は常に流動的です。
絵画、写真、陶芸、インスタレーションなど、多様なものが出会い、混ざり合い、再構成を繰り返すことで、私たちの知覚や価値観を揺さぶり、更新します。
創造という営みは、あらゆる既成の枠組みを軽やかに超え、時には境界そのものの存在意義を問い直す⼒を秘めているのです。
本展のテーマである「共にあること」は、単なる物理的なつながりだけを意味するのではありません。それは、過ぎ去った時間や忘れかけた記憶、遠い場所、
そしてまだ⾒ぬ未来といった「不在の存在」とのつながりにも深く関わっています。
これらの存在は、私たち⾃⾝の内側やこの世界に、確実に存在し、影響を与え続けています。
参加する 15 名の作家たちは、それぞれ異なる背景や表現⼿法を持ちながらも、この「創造の⼒」を通じて、多様な価値観が交差し響き合う、新たな世界のかたちを提⽰します。
作品を通して、存在と存在が交差し、響き合う瞬間に触れる中で、
私たちの存在やこの世界の多様性を⾒つめ直すきっかけとなることを願っています。
Daiichi shinmei bld.
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