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MADARA MANJI & 蛇目

“Two Man To Shave”

2021年2月13日(土) – 2020年3月6日(土)

開廊時間:12:00~19:00、休館日:日曜日

このたび YOD Galleryでは、蛇目とMADARA MANJIによる弊廊では初めての二人展“TWO MAN TO SHAVE”を開催いたします。

 

蛇目とMADARAの作品には、「積層を削り込むことによって独特の模様を作り出す」という技法上の共通点があり、まさに「ただただ削っている男」が二人、そこに存在する。

 

蛇目は、アクリル絵の具を何層も重ね、削って模様を出す『アクリル・スクラッチ』という独自の技法を用いる。彼は、ただひたすらに削り続けるアウトサイダーであるといえるが、その反復行為の中で、彼が最も大切にしているのは、『偶然性』である。削ってみて初めて表出する模様は、作家すらも予測不可能であり、彫り口から覗く色の積層が生み出すサイケデリックな模様は、一度見たら忘れられぬ程の強烈なインパクトを鑑賞者に与える。

 

MADARAは異なる種類の金属を鍛接し、彫りや捻りを加えて木目上の模様を出す木目金の技法を用いる作家である。そもそも、種類の異なる金属は非常に混ざりがたいが、すさまじい力で叩き込むことによって初めてそれらは混ざり合うことができる。MADARAにとって、このプロセスは人間の相反する感情、すなわち愛と憎しみ、好きと嫌いなどの混ざりにくい感情が混ざり合った「むき出し(Uncovered)」の心を作り出す行為なのである。叩いて板状にした金属をキューブ状に構成した《Uncovered Cube》は、むき出しの心が閉じ込められ、感情を表さない心の形なのである。

 

11年前に出会った両者は、親密な時期や距離をとる時期を繰り返しつつも、常に互いの作品、制作活動に敬意と関心を示してきた。技法の共通性の傍ら、用いる素材やコンセプトはもちろん、「自分の作品を好き/嫌い」、「交友関係が狭い/広い」「柔軟/頑固」など、人間性や作品への向き合い方にも正反対の部分がいくつも存在する。そのような、似て非なる二人の作品を同じ空間に配置することで新たな発見も生まれるだろう。

 

彼らは、これまで二度の二人展を経て、今回が三度目となる。本展は、10年間の集大成ともいえる現在の姿を互いに示し合う展示となるだろう。

ぜひこの機会にご高覧ください。

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