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笹口数

『ホッキョクグマ』

2020年11月28日(土) – 2020年12月26日(土)

開廊時間:12:00~19:00、休館日:日曜日

作家在廊日:11/28, 12/6, 12/13, 12/20, 12/26

このたび YOD Galleryでは、笹口数による関西での初めての個展『ホッキョクグマ』を開催いたします。

笹口数(b. 1962、東京)は、実社会を構成する様々なデータ要素を研究し、それを分析し、ビジュアル化することによって、「現実」を意外な視点から見させる作品づくりに取り組んできた。

 

今展で発表される『Location Zero』というシリーズの作品には、土地に関するデータ、そして星座に関するデータが図面に起こされ、作品の表面に細かく刻まれている。『Location Zero』は笹口による地球の中心を指す用語である。地球の中心に視点をおいて、そこから地球の地表を透かして星空を見上げる構成をとる。反転された世界地図に重なり、星図が描かれている。人と土地との関わりの記録である地名由来とともに、人の分布が星図表記のルールによって記されている。そして星座のアウトラインが星の輝度にならって描かれている。

主な作品「ホッキョクグマ」では、北極海を透かして天空に浮かぶ二頭の熊の星座を望んでいる。北極圏地域の神秘的な地名に重なり、「北斗七星」を含む大熊座と小熊座が刻まれている。大熊座は一般的に、北斗七星の部分が熊の尻尾と腰を表すと解釈されているが、北斗七星は熊の頭とする見方もできる。熊のイメージを左右に反転し、熊座はヒグマなどではなく、頭と首が長い「ホッキョクグマ」の姿を表すとの説もある。

「ホッキョクグマ」は、北極海の地図と、ホッキョクグマに例えた熊座とが重なり合い、古からその地域に生活してきた動物、そして厳しい環境でも海岸や島に広がった人間の集落に見る者の想像を引き寄せる。笹口は地名と星座の研究を重ね、作品に刻まれている地名の由来と星座に古来の人々の思いが繋がっていると推論し、研究データを絵画化することによって、観覧者と研究結果を共有する。

ぜひこの機会にご高覧ください。

 

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