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  北川一成

「DEEPER IMAGINATION」

2008年1月16日(水)-2008年2月23日(土)

※オープニングレセプション 1月15日(火)18:00より 

YOD Galleryのオープニングは、デザイナー/アートディレクターとして活躍しております北川一成(きたがわ いっせい)氏の、アーティストとしての個展を開催いたします。

北川氏は兵庫県加西市に生まれ、筑波大学卒業後、デザイン&印刷会社「GRAPH」に入社。個性あふれるグラフィックデザインと、素材や効果にこだわった印刷技術の融合を唱えた「Design ×Printing = GRAPH」という信条から、多くのクライアントから支持を集めています。また、国内外のデザインコンペの審査員や大学講師を務めるなど、北川氏の活躍の幅は日本から世界へ、またグラフィックデザインからあらゆる総合デザインへと、日々広がってきております。

特に2007年夏、21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内、三宅一生氏らがディレクターをつとめる)にて開催されました「落狂楽笑 LUCKY LUCK SHOW」は、氏のアーティストとしての才能が明確に示された舞台となりました。日本の伝統に基づく「笑い」と革新的なデザインとの融合とも言える同イベントにて、桂小米朝氏やイッセー尾形氏など笑いの巨匠たちが演じる舞台、また会場全体のアートディレクションを担ったのが北川氏でした。同時に会場の一部を使い、アートワーク「落狂楽笑 by 北川一成」では、デザインを逸脱した独自性のあるアート作品を発表しました。この「アーティスト北川一成」という新たな側面がYODの開廊にふさわしく思い、このたびの記念すべきオープニング展を北川氏に依頼した次第です。

今展では、氏のデザイナーとしての創作活動の根底にあった「深層に眠る類稀な想像力」から直接引き出された、全く新しいアートの作品となるべき新作の数々を、皆様にご紹介いたします。これまで氏がGRAPHでの活動において培ってきた素材・印刷・タイポグラフィの分野の追求に加えて、想像力が造形力を刺激して成立へと至る過程によって生まれたミクストメディアの平面作品を中心に発表いたします。

デザインにおいては、デザイナーとクライアントの関係性の中に、世の中への流通や売上げの向上など、共有される具体的な目標がありそこへ到達することが、デザインの目的といえます。しかし今回の作品ではその手法を逆転させ、深層にある想像力だけがあらゆる物質・かたちを刺激し巻き込むように作品を肉付けていく。そうした過程によって生まれた作品は、素材と造形のバランスにおいてこれまで知覚したことのない不思議な感覚に捉われてしまうはずです。その特殊な感覚をきっかけに、鑑賞者との共感点を探していきます。
こうした北川氏の作品を通じて、皆さんと共に新たなギャラリーで新時代のアートの形を見出していきたいと願っております。この機会にぜひ、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。


 

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