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関根伸夫

関根(1942-2019年、埼玉県生まれ)は「もの派」ムーブメントの原点として位置づけられる「位相−大地」制作以降、日本、ロサンゼルスに拠点を持ちながら、様々な絵画、彫刻作品を生み出しました。関根の作品の根底には「位相幾何学の空間認識」が存在します。1978年に発表された「位相絵画」シリーズでは絵画を「厚みを持たない連続した皮膜」として捉え直し、その全てが連続する空間的なものであり、個々の絵画はその断面、すなわち一つの相に過ぎないことを提示しました。

  『「空相」というタイトルはPhaseが開かれているとの意味で、相が無限定で広く開らかれ、まったく自由で束縛がないことである。』と関根は言います。「空相ー皮膚」の制作過程は紙に水気を与えた柔軟にした上で破り、引っかき、切り貼りし、乾燥させ、その行為を金箔、黒鉛などの表面処理により正確に捉えていく初期の「位相絵画」と似ていますが、紙の代わりにキャンバスを用いることでより作家によるコントロールから離れ、作家の行為と素材の動きがより近いものになります。従って「空相ー皮膚」は空間認識を視覚から体感、そして精神的な領域にまで展開するのみでなく、絵画そのものがより柔軟性と伸縮性を帯びた相となり、より開かれた領域へと鑑賞者を導きます。

​コレクション

箱根彫刻の森美術館

原美術館

広島市現代美術館

川越市立美術館

長岡現代美術館(閉館)

国立国際美術館

群馬県立美術館

埼玉県立近代美術館

栃木県立美術館

西武美術館(現:セゾン美術館)

世田谷美術館

高松市美術館

豊田市美術館

横浜ビジネスパーク

 

国立現代美術館(韓国)

ヘニーオンスタッド美術館(ノルウェー)

ルイジアナ近代美術館(デンマーク)

ピーター・ストイフェサント基金(オランダ)

クレラー・ミュラー美術館(オランダ)

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