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浅香 弘能

1977年、大阪生まれ。

 

浅香は大阪府堺市で育ち、伝統的な日本刀作りに慣れ親しんだことから、幼い頃から湾曲した日本刀の機能美に魅せられていた。その芸術的表現において、彼は日本人に通ずる魂を表そうと努めてきた。日本刀をモチーフにすることで、近代日本を形作ってきた何世紀にもわたる伝統に敬意を払っているのだ。彼は彫刻の伝統的な美しさとサブカルチャー風の想像力を融合させ、唯一無二の作品を作り出す。彼の目標は、日本の伝統的な遺産に立脚しながらも、新鮮な芸術作品を生み出すことなのだ。石を彫り出す際、職人は不要な部分を削るプロセスでしか造形することは出来ない。つまり、後から何かを加えることはできない。このようなプロセスの決定性は、不運にも修行や敬意を重んじる侍の生き方に酷似している。武士は、一つの失敗が命取りになる。同じように、石を彫る行為を通じて、浅香は、侍が常に死を意識しているということを伝えているのだ。この哲学は、申し分のないテクニックで作り出される彼のダイナミックな作品に集約され、国内外でますます注目を浴びている。

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