4-9-15, Nishitenma, Kita-ku, Osaka,

Japan, 530-0047

T/F  +81 (0)6 6364 0775
E-mail info@yodgallery.com
Open: 12:00-19:00
Closed: Sunday, Monday,Tuesday




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《過去の展覧会》


□  2014年2月18日(土)→3月8日(土) 新野 洋 展 「幻想採集室」

□  2014年4月5日(土)→4月26日(土) 瀧 弘子展「後ろ髪引かれる」

□  2014年5月31日(土)→6月28日(土) 細江 英公 「薔薇刑」展

  2014年7月5日(土)→8月9日(土) 関野亮・ゆうこ 「filter」展

  2014年9月27日(土)→10月18日(土) グループ展「Brushes & Smudges」-マチエールから読み解くメッセージ-


□  2014年11月8日(土)→11月29日(土) 町田夏生展 「華と眉毛」

□  2014年12月6日(土)→12月26日(金) 服部正志展「□=△=○」


  2016年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2015年開催の展覧会はこちら >>>>>


  2013年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2012年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2011年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2010年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2009年開催の展覧会はこちら >>>>>

  2008年開催の展覧会はこちら >>>>>
 □ 新野 洋 展 「幻想採集室」
2014年2月18日(土)~3月8日(土)





■ 展覧会名 新野 洋 展 「幻想採集室」

■ 出品作家 新野 洋

■ 会  期 2014年2月18日(火)~3月8日(土)
  閉廊日:毎週日・月曜、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ レセプション・パーティー  2月22日(土)18:00~ YOD Galleryにて

■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。


□ 趣旨

このたび YOD Gallery では、造形作家である新野洋(Hiroshi Shinno , b.1979)の新作展を開催いたします。2011年の個展以来、弊廊にて二度目の展示となりますが、今回の展は、前回からの作品形態の変遷、その背景にある制作環境の変化がうかがわれるものとなっております。

 自らの居住する地域に生育する植物の断片――花、葉や実などを採集・観察し、その形態を材料に型取りをしたうえで樹脂成型し、“いきもの”としてのかたちに練成するという制作手法をもつ新野ですが、制作アトリエを以前の住宅地に位置する立地から京都と奈良の県境に位置する山村へと転居したことで、採集対象となる作家を取り巻く自然が変わり、そこに息づく植物環境も以前とは異なる様相を現し、作品のかたちに変化を与えています。また、その作風においても、単体の生物を思わせる、堅固な一体の動物型を成していた時期から変化して、細かな単体の生物同士が群れを形成することで別の大きなフォルムをかたちづくるという、単細胞が集うことで多細胞となるような、より生命にとっての本質的な構造を深くとらえた新たな作風が姿を見せ始めています。新野の作品は、幼少より親しんできた自然との触れ合いの経験が重要な創作動機となっています。それは自然という環境なくしては我々人類の暮らしは成立せず、我々もまた、自然という起源から生まれた存在だということを想起させます。里山という、人の手が加わることでより調和を保つようになった自然環境に囲まれて生まれた作品群は、生物個体と環境との融和を思わせ、人間と自然との共存の可能性を問いかけます。

 今展覧会は、我々を取り囲む自然環境とは生物を育む場であり生命の源の場である、その自然環境を表現した空間的な広がりと、“生物”という閉じた個体性を意識した展示の間を行き来しながら、あるいはそれら二者の境目が溶け合いはじめるような感覚を想起させる展示となっております。自然界の空間的広がりは広大無辺なものですが、当展では、その自然環境を模したインスタレーションをギャラリーという限定的な空間に行なうことで、「幻想採集室」として箱庭のように切り取り、作家の自然への尽きせぬ憧憬によって拾い集め積み重ねられた、“幻想=いきもの”たちがまさに呼吸しはじめるような、自然の美を感じさせる展示空間が現出します。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。





□ 新野 洋 略歴

1979 京都生まれ

2003 京都造形芸術大学 洋画科 卒業

2008 ウィーン造形美術大学(Akademie der bildenden Kunste Wien)卒業


[受賞歴]

Art in the office 2012 CCC AWARDS


[主な個展]

2008  「Insects」、SONGSONG、ウィーン、オーストリア

2010  「ふゆむしなつくさ」、TANADAピースギャラリー、京都

2011  「いきとし"いきもの"」、YOD Gallery、大阪

2012  「いきとし"いきもの"」、YOD Galleryから出展、Art Fair Tokyo 2012

    「いきとし"いきもの"」、銀座三越、東京

    「いきとし"いきもの"」、YOD Galleryから出展、Art Taipei 2012 


[主なグループ展]

2008  アーティスト・イン・レジデンス "Aquarell Happening" (チロル、オーストリア)

2009  Viennafair (ウィーン、オーストリア)

    グループ展 "We" (MARIO MAURONER CONTEMPORARY ART、ザルツブルグ、オーストリア)

    アーティスト・イン・レジデンス "European Researchers Night" 

    (BIO CENTER、ウィーン、オーストリア)

2011  ART FAIR KYOTO 2011、YOD Galleryから出品、ホテルモントレ京都、京都

    ART OSAKA 2011、YOD Galleryから出品、ホテルグランビア大阪、大阪
    ART FAIR TOKYO 2011、YOD Galleryから出品、東京インターナショナルフォーラム、東京

    HANARART はならぁと、宇陀市、奈良

    里山実験室、まつだい「農舞台」ギャラリー、新潟

2012  越後妻有 大地の芸術祭、新潟

2013  回遊De Art 2013、回遊美術館、池袋、東京

   「夏の思い出森の夢」、ヤマザキマザック美術館、愛知



※写真上から
「生命の房」 2014
合成樹脂、ステンレス、アクリル、

「2013.2.20,代官山」 2013
合成樹脂、真鍮、アクリル、


「2012.3.18, Kyoto」 2012
合成樹脂、真鍮、アクリル、

 □ 瀧 弘子展 「後ろ髪引かれる」
2014年4月5日(土)~4月26日(土)




■ 展覧会名 瀧 弘子展 「後ろ髪引かれる」

■ 出品作家 瀧 弘子

■ 会  期 2014年4月5日(土)~4月26日(土)
  閉廊日:毎週日・月曜、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery5
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■  5日 オープニングパフォーマンス 12-19時
  12日 ワークショップ 14-18時、レセプションパーティー18時30分から
  19日 ワークショップ 14-19時
  26日 デパーティングパフォーマンス 12-19時

■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。



□ 趣旨
 このたび YOD Gallery では、瀧弘子(TAKI HIROKO,b.1988)の個展、「後ろ髪引かれる」を開催いたします。

 自らの身体を張ったパフォーマンスを繰り広げ「私は何者なのか」という自己のアイデンティティーの模索をしながら、大胆な表現を展開する瀧弘子が新たな作品を発表する機会となります。当展では、「自分への問いかけは他者へとぶつかり、反響して私に伝わる。」と考える瀧が、新しいパフォーマンスとワークショップを持って鑑賞者を巻き込むことにより、自分自身をより作品として表現し、鑑賞者に対し更にリアルで体感的な環境を作り出します。

 本展のテーマである“髪”は、瀧が以前から表現の対象としている題目であるが、今回は“髪”に対する思いを更に深め、魂や先祖の名残りと言った意味合いを強調した作品と、気にかかった思いを断ち切ることが出来ないその思いをかたちにした作品を見受けることが出来ます。また、瀧の作品は自分を知りたいという一途な思いから、今回の“髪”のように自分自身の一部を題材にすることで、自分を客観的に見てもらい、その反応を見ることで新しい発見があり、それを更に吸収し新しい作品を生み出す原動力としています。

 自身の一部を写真や描写で表現することもあるが、自身の身体を張った作品は彼女が高校時代に故 白髪一雄氏のアクションペインティング作品から感銘を受け、学部時代に具体美術協会の流れである恩師(今井祝雄氏)から影響を受け由来するものであるが、その目的は全く異なります。色と線を使って感覚を描く絵画や、プロセスと感情を持って描くアクションペインティングとは違い、瀧の自らの体を使った作品は、被写体をよりリアルに見せるための手段・技法であり、他者に奪われ使われることの出来ない完全に独創的な作品と成り得ます。一連の身体の一部を表現する作風は、一見瀧自身が持つコンプレックスを表現しているかのように見えるが、彼女の自由で愉快なパフォーマンスは身体のかたちの魅力や面白さを引き出したものであり、彼女の更なる探求心を伺うことが出来ます。今回の展示では、彼女の作品とパフォーマンスを同時に観覧するそのプロセスの中で、鑑賞者を引き込みその関係が構築される事が、瀧にとってのコミュニケーションであり、我々もまた自分自身と照らしあいながら作品に向き合うことが出来る展示となっております。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。




□ 瀧 弘子 略歴

 1988 大阪生まれ
 2012 成安造形大学構想表現クラス卒業


[個展]
 2012  女-Reise (KUNST ARZT /京都)
 2013  内包する解放 (garerie weissraum /京都)

「グループ展] 
 2007  TAKO足展 (名村造船場跡地/大阪)
     芦屋市展(芦屋市美術館/兵庫)
 2008  TAKO足展vol.2 (81LAB/大阪)
 2013  Art Shower 2013 -summer- (海岸通ギャラリーCASO/大阪)
     ArtShower 2013 -summer- 参加作家による展覧会 (海岸通ギャラリーCASO/大阪)
 2014   パイロットプラント ドローイング展 (CAS / 大阪)
     add me !! (KEPCO 韓国)





*写真上から
Title:「後ろ髪ひかれる」
Year:2014


Title:「一張羅」
Year: 2013年
Size: 500×150cm 奥行き可変
Medium: 伸縮性生地(あか)、ロープ、はと目、金具、身体


Title:「さんずい」
Year: 2013年
Size: 200x200cm
Medium: クロス出力 スエード


Title:「Lip-On」
Year: 2011年
Medium: ビデオ 三分ループ再生


□ 細江 英公展 「薔薇刑」展
2014年5月31日(土)~6月28日(土)




■ 展覧会名 細江英公 「薔薇刑」展

■ 出品作家 細江英公

■ 会  期 2014年5月31日(土)~6月28日(土)
  閉廊日:日曜・月曜日、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ レセプションパーティー  6月 7日(土)17:30~19:30 YOD Galleryにて

■ ギャラリートーク(予約制) 6月 7日(土)15:00~17:00 YOD Galleryにて
   細江 英公氏、馬場 伸彦氏(甲南女子大学 メディア表現学科 教授)
   ※席数が限られておりますので、下記連絡先までお早めにご連絡下さい。

■ お問い合わせ
   YOD Gallery 石上良太郎
   530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
   E-mail: info@yodgallery.com
   ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。



□ 趣旨
 このたびYOD Galleryでは、細江英公(Eikoh Hosoe, b.1933)氏の個展を開催いたします。

 細江氏は山形県米沢市に生れ、東京で育ち、17歳の時に富士フィルム主催の「富士フォトコンテスト学生の部」で最高賞を受賞し、写真家を志します。1952年、東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学後は、デモクラート美術家協会を主催する瑛九と交流を深めるなど、既成概念に挑む作家の精神を受け継ぎ、卒業後はフリーの写真家として活動しました。戦後から始まったリアリズム写真運動全盛の時代の中、日本経済の高度成長とともに新たな写真表現が求められる中で、細江氏は59年には川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高らとともに写真家のセルフ・エージェンシー“VIVO”を立ち上げ、より私的で芸術的な表現活動を展開します。

  1960年には、舞踏家・土方巽をモデルにした「おとこと女」を発表し、日本写真批評家協会新人賞を受賞します。また、63年には、三島由紀夫の裸体を被写体として、多くのマゾヒスティックな構図の写真で、前代未聞の奇書として国内外に大きな反響を呼んだ「薔薇刑」で、日本写真批評家協会作家賞を受賞します。その後、秋田の農村を舞台に土方をモデルに撮影した「鎌鼬」など、数々の名作を残し時代を切り開いてきました。また作家活動のかたわら、母校の東京工芸大学で教鞭をとり、海外でワークショップを開催するなど写真文化の普及・発展にも寄与し、70年芸術選奨文部大臣賞受賞、98年紫綬褒章受章、07年旭日小綬章受章、10年文化功労者に選出など、数々の賞を受賞し日本の写真界を牽引しました。

  当展では、細江氏の数々の作品の中でも代表作といえる「薔薇刑」に焦点を絞ります。撮影は1961年9月から62年春まで、約半年間にわたり10回近く行われました。撮影場所は東京都目黒区の土方巽の稽古場や、江東区亀戸の廃工場跡、港区青山教会跡地の建築工事現場、そして大田区南馬込の三島邸などで、協力モデルは土方と女優の江波杏子が参加しました。自邸での撮影に際し、三島は「家族の教育上よくない」との理由により、瑤子夫人と長女の紀子(当時2歳)を、文京区目白台にある夫人の実家に里帰りさせていたというエピソードもあります。63年3月25日に、集英社より杉浦康平の装幀で写真集「薔薇刑」が刊行され、三島事件の翌年71年に、三島の新たな序文を入れ、横尾忠則の装幀による「薔薇刑新輯版」が刊行され、84年にも粟津潔装幀による「薔薇刑・新版」が刊行されました。後に、写真集専門家アンドリュー・ロス氏がセレクションした「20世紀101冊の名作」にも選ばれます。そのような伝説のコラボ作品である「薔薇刑」の展覧会が半世紀過ぎた今回再現され、大阪では初公開となります。当展には、貴重なビンテージプリント及び写真集作品のモダンプリントが出品、更には写真集掲載作品以外も展示されます。また、会期中イベントとして細江氏と馬場伸彦氏(甲南女子大学 メディア表現学科教授)のトークイベントを開催いたします。「薔薇刑」についてのエピソードや当時のお話しを、ここ大阪で細江氏から直接お聞きできる貴重な機会となっております。是非この機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



□ 細江 英公(Eikoh Hosoe) プロフィール
1933 山形県生まれ 
1954 東京写真短期大学(現・東京工芸大学) 卒業 

[受賞歴]
1960年 日本写真批評家協会新人賞
1963 日本写真批評家協会作家賞
1970 芸術選奨文部大臣賞
1998 紫綬褒章
2003 英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章
2006 ルーシー賞(米)「先見的業績部門」
2007 旭日小授章
2008 毎日芸術賞受賞
2009 ルッカ・デジタル・フォトフェスティバル(イタリア) 2009年度マスター・フォトグラファー選
2010 ナショナル・アーツクラブ(米)第18回写真部門生涯業績金賞
2010 文化功労者

[主な個展]
1982年「細江英公回顧展 1960-1980」パリ市立近代美術館
1988年「写真・細江英公の世界」池田20世紀美術館、その後日本各地で巡回展示
1990年「Eikoh Hosoe: META」アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー、
アメリカおよび世界各地で巡回展示
2006年12月-2007年1月「球体写真二元論 細江英公の世界」東京都写真美術館
2000年-2003年「細江英公の写真 1950-2000」山形美術館、その後日本各地の美術館で巡回展示
作品は、日本国内はもとより海外でも広く収蔵されている。 

[主な写真集]
1961年『おとこと女』
1963年『薔薇刑』
1969年『鎌鼬』
1984年『ガウディの宇宙』
2000年『ルナ・ロッサ』
2006年『胡蝶の夢 舞踏家・大野一雄』など



*写真上から
「薔薇刑#32」、1961年、ゼラチンシルバープリント、27.94x35.56cm

「薔薇刑#41」、1961年、ゼラチンシルバープリント、27.94x35.56cm
※写真集未掲載

「薔薇刑#43」、1961年、ゼラチンシルバープリント、27.94x35.56cm
※写真集未掲載

関野 亮・ゆうこ 「filter」 展
2014年7月5日(土)~8月9日(土)




■ 展覧会名 関野 亮・ゆうこ 「filter」 展

■ 出品作家 関野 亮・ゆうこ

■ 会  期 2014年7月5日(土)~8月9日(土)
    延長:7月26日から2週間
  閉廊日:7月31日(木)、日曜・月曜日、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

 レセプション・パーティー
   7月 5日(土) 18:00~ YOD Galleryにて



□ 趣旨
 このたびYOD Galleryでは、関野亮・ゆうこ(Ryo & Yuko Sekino)による個展を開催いたします。

 関野亮とゆうこは、2012年より篠山市福住で吹きガラス工房『SORTE GLASS』を構え、ガラス作品やオブジェの制作に取り組んでいます。関野亮は1978年に大阪に生まれ、専門学校時代からガラス制作を始め、佐竹ガラスのアシスタントを経験した後、吹きガラス工房『fresco』の辻野剛氏と出会い、同氏のもと技術を磨きました。数々のワークショップ受講や海外渡航などを経て、2005年から大阪芸術大学にてガラス工芸コース非常勤副手、その後技術指導員となり、2010年より独立し本格的な作家活動を開始しました。関野亮が制作するヴェネチアン・グラスなどの近世ヨーロッパ脚付杯を思わせる『Goblet』シリーズは、各地の吹きガラス手法に挑戦し、それを用いた技のオンパレードと賞賛され、また、日本の酒器の形を模倣し、ポップで日本工芸の遊び心を取り入れた造形は斬新であると評価されています。関野ゆうこも1985年に同じく大阪に生まれ、2008年に大阪芸術大学ガラス工芸コースを卒業し、『fresco』のアシスタントを経て、アメリカに渡航しガラス制作への見識を深め、作家として活動しています。二人の工房名にある『SORTE(ソルテ)』とは、イタリア語で幸運、未来といった意味を持ちます。福が住むという町『福住』で、周りの温かい人たちと幸せな時間、未来を共有しながら、その思いを自分達のガラス作品に投影して制作しています。 

 本展における展示は二人のコラボレーションであり、作品とインスタレーションは『filter(フィルター)』というテーマで構成され、3つのカテゴリーに分類されます。1つ目は『光のフィルター』で、ガラスという光を透過することができる素材の特徴を活かし、光を捉え歪めることにより表現します。光を操る事により、暗闇を照らす光は希望を表し、水の揺らぐ光は自然から得ることが出来る原始的な意識や力を表します。2つ目は『自己のフィルター』で、その作品は鑑賞者である自分を映し出します。鑑賞者はガラスを介して鏡に映し出される自分自身の姿を見ることにより、様々な自分を過去から見つめ直すことができ、そして新たな未来を創造します。3つ目は『時間のフィルター』です。空間に吊るされた大きなガラスのロートは砂時計を暗示し、「現在」が今まさに凍りついたかのような瞬間を演出し、象徴的に時間を表現しています。かたち作られたガラスがそのフィルターに通され下に落ち、かたちを失ったガラスの破片が床いっぱいに散らばっています。また、周辺を囲む壁にかかったガラス時計は、球体ガラスによりムーブメントが覆われた構造で、ガラスのフィルターにより、こちら側の現実とその中の空間に閉じ込められた時間を全く別のものと感じさせ、鑑賞者は不思議な感覚に陥ります。ガラスという素材を巧みに操り、これら三つのフィルターを通す事ことにより、時間を止め、時空をねじ曲げ、過去から未来を映し出し、幸せを感じる意識や希望を垣間見ることができる関野亮とゆうこの作品は、二人がまさに普段の生活の中で日々感じる事が、ありのまま作品として表現されています。是非この機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



□ 関野 亮(Ryo Sekino) プロフィール

1978      大阪に生まれる
1997      大阪デザイナー専門学校 プロダクトデザイン科 ガラスコース卒業(大阪)
         佐竹ガラス株式会社 流工房 アシスタント(大阪)
2001~03  fresco工房スタッフ(大阪)
2004       Keith Rowe Glass Studio 制作スタッフ(Australia NSW)
2005~06  大阪芸術大学 工芸学科 ガラス工芸コース 副手(大阪)
2007~09  大阪芸術大学 工芸学科 ガラス工芸コース 技術指導員(大阪)
2012~    SORTE GLASS(吹きガラス工房)設立(兵庫県篠山市福住)

[個展]
2007       大丸心斎橋 現代陶芸サロン桃青(大阪)以降隔年で開催
2011       ギャラリーMUKU(兵庫)
2012       JR大阪三越伊勢丹アート解放区(大阪)

[受賞・入選・その他グループ展]
2006     伊丹国際クラフト展 酒器・酒盃台展 入選(大阪)
        工芸都市高岡2006クラフトコンペティション 入選(富山)
        NEW GLASS REVIEW28 入選The Corning Museum Of Glass (USA NY)
2008     大阪工芸展 大阪府知事賞 受賞(大阪)第48回日本クラフト展 入選(東京)
2009     大阪工芸展 大阪工芸大賞(大阪)
2010     京都工芸ビエンナーレ 毎日新聞社賞 受賞 京都文化博物館(京都)
        第39回 日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞 受賞(京都)
        第49回 日本現代工芸美術展 入選 東京都美術館・京都市美術館(東京・京都)
2011・12  The 33rd ・34th Annual Pilchuck Glass Auction 2011 出品(WA,USA)
2013     「Drinking Glass酒器のある情景」サントリー美術館(東京)
2014     Pilchuck Glass School Session1 講師 (WA,USA)


□ 関野ゆうこ(Yuko Sekino) プロフィール

1985      大阪に生まれる
2004      大阪市立工芸高等学校 ビジュアルデザイン科 卒業
2008     大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科 ガラス工芸コース 卒業
2008~09  fresco(辻野剛氏の吹きガラス工房)アシスタント
2009~12  海外のグラスアーティストが講師を務めるワークショップに多数参加
         アメリカへ渡航し、現在のガラスのマーケットについて見識を広める
2012~    関野亮と共に吹きガラス工房「SORTE GLASS」を立ち上げ、活動中
2013      アクセサリーブランドsorte glass jewelryを立ち上げる。全国各地にて、展覧会多数開催。





*写真上から
Top: 関野亮 "filter" 2014年

1. 関野亮 "ゴブレット" 2013年 ガラス(吹きガラス)

2.: 関野亮 "filter 時空" 2014年 ガラス(吹きガラス) サイズ:φ130㎜

3.:関野ゆうこ "filter 光" 2014年 ガラス(吹きガラス) サイズ:φ300㎜×150㎜

グループ展「Brushes & Smudges」-マチエールから読み解くメッセージ -
2014年9月27日(土)~10月18日(土)




■ 展覧会名       
グループ展「Brushes & Smudges」-マチエールから読み解くメッセージ -

■ 出品作家(画像左から) 髙木 智子、金森 満理奈、原 康浩

■ 会 期:       2014年9月27日(土)~10月18日(土)
  閉廊日:        日曜・月曜日、開廊時間:12:00~19:00

■ 会 場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。




□ 趣旨
 
このたびYOD Galleryでは、グループ展「Brushes & Smudges -マチエールから読み解くメッセージ-」を開催いたします。今展では、抽象絵画、もしくは抽象的な表現方法を用いて描かれたマチエールが特徴的な絵画を制作している作家、髙木智子、金森満理奈、原康浩、三名を紹介します。各々に特徴的なモチーフの選択があり、またそれに合わせたはけ、ペイント、ミディアム等、絵画を構成する素材そのものへのこだわりと、またそれを操る独特な技法があります。このこだわりは絵を見る側にさまざまな次元で作家が表現したい感覚やメッセージを訴える架け橋の役割を果たしていると言え、今展はその架け橋の構造を三人の異なる画風の作家を見比べることで検証いたします。

 髙木智子の作品は今にも画面から流れ出しそうなペイントの素材感が印象的な作品だが、実際、ペイントは一旦画面に刷毛や、時にはキャンバスを床においた状態で流し込まれ、それが乾燥したときに削り取ることで、下に配置していた色を出したり、新しい色や流れを生み出す、立体的な構造の絵画である。キャンバスの中の素材の存在感が強い抽象絵画だが、単に色と形の組み合わせでないことはすぐに分かる。しかし、そのモチーフが何なのはなかなか見る側に伝わらず、自分が何を見ているのか認識しようと頭の中で何度も問いかけてしまう不思議な作品との関係は、髙木が作り出したキャンバスを超えた空間であり、さらに作品のタイトルがヒントとなり、ますます見る側が目の前にある絵画が一体何なのか知りたいと言う欲求に駆られ、魅了されると言う非常に高度な意図を持った作品である。モチーフの選択は髙木が日常生活の中で出会ったものであり、自分が少し違和感を感じるようなものが多いそうだ。まったりとした彩度の低い色彩がキャンバスのほとんどを占める中、それに対し激しいコントラストの色や強い刷毛の流れが突然配置されており、そういった強い筆跡のコントラストは、何か相容れないものが共存する違和感や不可解な感覚を感じさせる。髙木は「強い色や激しいコントラストは自分の中にはない感覚だが、外から自分の視界に飛び込んでくるものだからこそ、興味があり絵のモチーフとしてあえて選択している」と言う。髙木の作品は自分と異質なものをよく見、分析し、知ろうとする行為が形となったものと言えるだろう。

 金森満理奈はそれとは全く反対といっていいのかもしれない。モチーフの選択はいつも少女や若い女性と決まっており、自分の中にある理想や空想の中の女性の姿をできるだけ自分の感覚に近いものとして表現するという、とても内向きなイメージの模索が製作の過程にある。しかし、絵画を通してその女性の存在を外界に表現する時、ある特定の女性と判断できないようにあえて顔や体、着ているものなどの詳細は省いている。金森は、ここで抽象絵画の要素を用いる。余白の多い絵の中に強い線や、目に飛び込んでくる蛍光色を使うことで、モチーフである女性の特定を妨げ、見る側を絵画の表面のみに集中させ、既存の人物像から切り離すよう平面的に仕上げている。蜜蝋を使ったまるで女性をどこかの空間から切り抜いてきたような浮遊感を感じさせる「肖失する女の子」シリーズは、蜜蝋と言う強い素材感が作品の表面を被い、鮮やかなピンクとぼってりとした蜜蝋の怪しげな混ざり具合に見る側は、ますます絵画の表面を気にせずにはいられない。こういったモチーフからの乖離を金森は巧みに利用し、絵画を自分の内なる感覚の表現方法として見る側に伝えようとしている。金森は、「強くて軽いイメージ」を描きたいと言う。それは絵を見た瞬間強いインパクトを残したいが、その経験が重く見る人の中に沈み込むようなものではなく、あくまでも軽く、まるでまぶたの裏に残る残像が意味を持たないようなそういった感覚なのかもしれない。金森の作品の中に使われている蛍光色の存在は、そういった意味でも重要な鍵となる要素だといえるだろう。

 最後に、原康浩の作品は典型的な抽象絵画と言えるだろう。既述の二人の作家のような形として認識できるモチーフになるようなものは絵の中に全くない。故にペイント、刷毛目、仕上げのニス、キャンバスなど絵に使われるすべての要素がその意味であり、そのものの存在自体が作品の意味といえるだろう。無論、刷毛を使いキャンバスの上に絵具を塗っていくわけで、そこに作家の意図が無いわけではない。しかし、その一つ一つの動きにより塗り重ねられた色から浮き上がる最終的なイメージは、作家自身も予測の付かないものであると言える。見る側は目の前の絵を自由に解釈し、何らかの印象を持ち、絵画は見る側に思いをはせる動機を与え続ける。原自身も認めているが、規則的な刷毛目の連続性は何かをコントロールする作業であるという。キャンバスという枠の中に連続的な十字を描く動きで収められた筆跡は確かに自由ではないが、その集合体は作者の意図を離れ新たな一つのイメージとして見る側を誘い込む。そういった矛盾が原の作品には存在し、一見平面的な色彩の重なりのようで、実は見れば見るほど深まる純粋な絵画の空間がその中に表現されている。

 このようにマチエールは素材と作家の対話の痕跡であり、作品一つ一つのメッセージを見る側に運び続けている。ぜひこの機会にお運びいただき、三人の作家の作品の成り立ちを実際の絵画を見ることで検証していただきたい。



□ 略歴
髙木智子 (Tomoko Takagi)
1989年 千葉県生まれ。2014年現在、京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻油画 在籍中。2013年にギャラリーモーニング(京都)、続いて2014年にもギャラリー恵風(京都)にて個展開催。2013年、京都市立芸術大学2012年度作品展 市長賞受賞。2014年、京都市美術館主催「京展」にて市長賞・京都市美術館賞受賞。「ワンダーシード2013」 ワンダーサイト本郷(東京)や「丸の内アートアワードトーキョー2013 」行幸地下ギャラリー(東京)など東京でも展示。学内でのグループ展参加、その他に、ART OSAKA 2013 「アートでねむる、アートで目覚める 」ホテルグランヴィア大阪(大阪)、ART OSAKA 2014「アートで目覚めるvol.2」 ホテルグランヴィア大阪(大阪)に出品。

金森 満理奈 (Marina Kanamori)
1989年 岐阜県生まれ。2014年京都造形大学大学院ペインティング領域修了。2012年初個展「銀河いぜん」、さらに2013年「CONSTELLATION」を京都のギャラリーはねうさぎにて開催。主なグループ展として、2011年「海馬はいつかける」ギャラリーマロニエ(京都)、「Her's2011展」同時代ギャラリー(京都)、2013年 京都市美術館主催「京展」、「ORA展vol.5」Court gallery(東京)、2014年「Why We Draw」京都造形芸術大学X国立台北芸術大学@ギャルリ オーブ(京都)、「Semantic portrait 2」Oギャラリーeyes(大阪)に出品。

原 康浩 (Yasuhiro Hara)
1983年 兵庫県生まれ、大阪在住
路上で絵を発表し、独学で絵画をはじめる。信仰とアンフォルムをテーマとし、2004年よりギャラリーなどで作品を発表。2007年大阪iTohenで個展、他にLa galerie、Sewing gallery、日音色、Gallery colorなど関西で精力的に毎年個展を開催。2013年には初の海外展となる「Passion of Japan」(YOD Gallery企画)がクアラルンプールPink Guy Galleryにて開催される。 主なグループ展として、2008年京都現世美術館(建仁寺 京都)、公募企画展「おんさ」iTohen(大阪)、また京都文化博物館AMUSE ART JAM 2008にて一次審査通過。2009年推薦作家選抜展「三十六の瞳」iTohen(大阪)、トーキョーワンダーシード2009入選。2010年ART stream2010 ARTSTREAM PICKUP ARTIST EXHIBITIONサントリーミュージアム(天保山 大阪)。2012年「No Words Needed 」YOD Gallery大阪などに出品。YOD Galleryを通して海外のアートフェアにも出品。


*写真上から

1. 髙木智子 "たぬき-01-" 2014年 綿布に油彩、ステイニング 50x64cm

2. 金森満理奈 "肖失する女の子" 2014年 油彩、紙、蝋 37×40cm

3 .原康浩 "Crossong Sea Blue" 2013年 アクリル・キャンバス 162.1x97cm





町田夏生展「華と眉毛」
2014年11月8日(土)~11月29日(土)





■ 展覧会名  町田夏生展「華と眉毛」

■ 出品作家  町田夏生

■ 会 期:2014年11月8日(土)~11月29日(土)
  閉廊日:日曜・月曜日、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ オープニングパーティー 11月8日(土)18時30分~


■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。



□ 趣旨
 この度、YOD Galleryでは5年ぶりとなる町田夏生(Natsuki Machida, b1980)の個展を開催致します。今展のタイトルである「華と眉毛」には、今までと変わらない町田の表現とそこに挑戦する新たな意思の両方が込められています。

 町田の作品にはなじみがある「華(はな)」のモチーフは、今展でも埋め尽くされるように登場します。町田にとって「華」はただの植物ではなく、心の内側から湧き出るエネルギーを餌にして絶え間なく成長する生き物のような存在で、その力強さはただ美しいものとして表現される装飾的な意味を超越し,見る側に圧倒的な力で迫ってきます。町田の作品と言えば、鮮やかなピンクを基調とした絵画を誰もが想像し、その色のあまりの鮮やかさや「華」と言う一見装飾的なモチーフから、シンプルに「かわいい」絵として受け入れられてしまいがちです。しかし、その絵画の中には「華」がひしめき合うように存在し、あたかも町田の心の深いところにある空間が、何かのきっかけで暴力的に破壊され炸裂し、絵画を通して外界へ飛び出してきたかのような印象を受けます。この異常に鮮やかで目の覚めるような色彩や美的感覚は、言うまでもなく町田自身の体験に基づくものでもあります。子ども時代に見た宝塚歌劇団の誇張された美や少女漫画の夢のような世界観、友禅の装飾的な美、そういったものがモチーフの根底にあり、町田作品を変わらず支え続けています。

  しかし、そういった変わらない町田の表現の中に、今展では「眉毛」が登場します。「眉毛」は今までの町田作品に登場する人物像や顔には描かれていませんでした。町田は、「眉毛は顔の表情の中で意思を表すもので、今までは登場する人物像にそういったものを持たせたくなかった。」と言います。描かれているものの持つ意思、すなわち作者の意味付けを見る側に考えさせたくなく、それは自由な解釈にゆだねられていました。今回はあえてその「眉毛」を個展のタイトルに用いており、展示では眉毛の描かれた肖像画も並びます。このシリーズは紙にパステルやアクリル絵具を使って、町田が日々出会う世の中の出来事に対する思いや激しい心の衝動が、直感的または比較的瞬時に描かれています。一般的に見られる誇張された「かわいい」少女漫画の瞳よりも、はるかに大きく描かれた町田の作品に登場する人物像の目やその中に描き込まれた星や水玉のようなものは、その色の鮮やかさも相まって、見る側に迫るようにこちらを見つめ、その様子はヒステリーさえ彷彿とさせます。眉毛の存在はその強いまなざしを支えるように、作家の思いを絵の向こう側から伝えているかのようで、町田の成長した主体性が伺えます。

 一見「かわいい」と安易に解釈されてしまいそうな色彩やモチーフに、自身の溢れんばかりのエネルギーを込め、見る側を取り込み、町田は自分の世界を見失うことなく描き続けています。ぜひ今個展にお運びいただき、町田夏生の途絶えることのなく発展した絵画表現の世界と、新たな意志を見届けていただきたいと思います。


 町田 夏生(Natsuki Machida) プロフィール

1980 兵庫県生まれ
2005 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科(絵画領域)修士課程修了

[主な個展]
2007 「町田夏生展」、ギャラリー編、大阪
2008 「町田夏生展 -《乙女》の衝動-」、YOD Gallery、大阪
2009 「町田夏生展 MURMUR」、YOD Gallery、大阪

[主なグループ展]
2003 「アートステージ74」、大阪芸術大学、大阪
       「Art Camp in CASO」'03、CASO、大阪
2004 「Art Camp in CASO」'04、CASO、大阪
      「Art Jam 2004」、京都文化博物館、京都
       「LINK展」、京都市美術館、京都
       「架空美術館」、京都OPA、京都
2005 「Art Jam 2005」、京都文化博物館、京都
     アパレルメーカー「alcali」Tシャツデザイン
2006 「放たれた目線。からみあう視線。」、イムラアートギャラリー、京都
       「ひとを描く若者たち」、THE GALLERY 田中美術、神戸
      アパレルメーカー「VIS」10周年記念広告イラスト
2007 「ART SALAD」、SOHOアートギャラリー、大阪
2008 ART OSAKA 2008、YOD Galleryより出品、堂島ホテル、大阪
     DAEGU ART FAIR 2008、YOD Galleryより出品、大邱、韓国
2009 「Emotional Colorsはまぐちさくらこ・町田夏生展」、Bunkamura Gallery、東京
     ART OSAKA 2009、YOD Galleryより出品、堂島ホテル、大阪
2010 アートフェア京都、YOD Galleryより出品、ホテルモントレ京都、京都
         ART OSAKA 2010、YOD Galleryより出品、堂島ホテル、大阪
         Art Gwangju 2010、YOD Galleryより出品、KDJ Convention Center、韓国
2011 「三者三様」、YOD Gallery、大阪
2014  Affordable Art Fair HongKong 2014、YOD Galleryより出品、Hong Kong Convention and          Exhibition Centre、香港
        Young Art Taipei 2014、YOD Galleryより出品、Regent Taipei、台北


*作品上から
 
「華1」、2014年、100x80.3cm、油彩・キャンバス

 
「眉毛1」、2014年、100x80.3cm、アクリル・紙・パネル

 
「水玉」、2014年、33.4x24.3cm、アクリル・紙

服部正志展「□=△=○」
2014年12月6日(土)~12月26日(金)





■ 展覧会名 服部正志展「□=△=○」

■ 出品作家  服部正志

■ 会 期:2014年12月6日(土)~12月26日(金)
  閉廊日:日曜・月曜日、開廊時間:12:00~19:00

■ 会  場 YOD Gallery
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  www.yodgallery.com info@yodgallery.com

■ クロージングパーティー 12月26日(金)17時30分~


■ お問い合わせ
  YOD Gallery 石上良太郎
  530-0047 大阪市北区西天満4-9-15  TEL/FAX 06-6364-0775
  E-mail: info@yodgallery.com
  ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。



□ 趣旨

このたびYOD Galleryでは、服部正志(Masashi Hattori, b.1977)の個展「□=△=○」を開催いたします。今展では、今年3月に撮影された服部のパフォーマンスを映像作品として発表いたします。その中で使用されている媒体は、服部が一年間貯めた新聞紙から制作されたもので、昨年のYOD Galleryにおける個展「今◯私◯昔◯私」では写真作品として発表されました。服部の個展では継続性が非常に重要な要素であり、物質としての形状は違っていても、前回の展示と繋がる要素が必ず作品や展示のコンセプトの中に存在します。

 

 今展覧会名におけるシンボルマークの「=(イコール)」は、その繋がりを象徴するサインと言えます。形状は変わっても変わらない要素、たとえば、今展で展示されている新聞紙の塊は、以前は一枚一枚積み重ねられていて(□)、それから人型に抜いて山のように積まれ(△)、それがのりでボール状にまとめられ(○)現在の形として記号化されています。作品は、時間の経過とともに形状は変化していますが、それが新聞である事実やそこに書かれている情報はどのような形になってもその一年のままです。服部はこのように形の変化に目を奪われて忘れがちな事柄を指し示しめすサインとして「=(イコール)」を用いています。人がとらわれがちな見た目の変化、すなわち時の流れとともに変化していくものよりも、その中に変わらない事柄が存在し続けているという、普遍的な何かを作品を通し訴えようとしています。

 

 映像作品は、その「□=△=○」の変化の過程を映像化したもので、一年分の新聞の形状が変わる様子を365秒に集約することで見る人に一日を一秒に置き換え、一年という単位をもう一度客観的に考えてもらいたいという意図があります。また、服部の展示は体験型とも言え、展示物が置かれている空間に人が立つことで作品の一部になるような仕組みも用意されています。外壁に描かれている大きな「=(イコール)」のサインは、両端に人が立って写真を撮ったりすることで、新たな作品が生み出され、また、ギャラリー内の本棚は本を手に取ることで棚に横長のスペースが開き、「=(イコール)」の横線が一冊づつ抜ける度に浮かび上がってきます。このように、見る人を取り込み展示スペースの中で生み出された新たな作品は、服部が見る人の記憶に残る体験を提供し、その記憶が人々をつなぐ「=(イコール)」に値するものを作り出していると言えるでしょう。そして、こういった記憶の共有が、服部の信じる普遍的なものの存在に人々が気づくきっかけになるのではないかと考えています。ぜひこの機会に作品に触れながら、服部の創る世界観を体験していただければと思います。


□ 服部正志(Masashi Hattori) プロフィール
1977    北海道小樽市生まれ(大阪府在住)
2003    京都精華大学大学院 芸術研究科立体造形専攻修了
同志社小学校 図工 非常勤講師、四條畷学園中学校 美術 非常勤講師、
四條畷学園短期大学 非常勤講師、華頂短期大学 非常勤講師
 
〈主な個展〉
2000    立体ギャラリー射手座/京都
2004    信濃橋画廊/大阪、'06
2007    ギャラリーアーティスロング/京都、'09
2009    「ヒト ◯ 二面性 ◯ ヒト」 YOD Gallery/大阪
2010    「手 ◯ 足」なうふ現代/岐阜
2011    「◯ 再 ↑ 生 ◯」 YOD Gallery/大阪
           「ヒト ◯ ことば ◯ ヒト」 ギャラリーアーティスロング/京都
2013    「今 ◯ 私 ◯ 昔 ◯ 私 」 YOD Gallery/大阪
 
〈主なグループ展〉
2002    くもりのち晴れ(京都精華大学ギャラリーフロール・京都)
           主張テン(ギャラリーアーティスロング・京都)
2005    ワンダーシード2005(トーキョーワンダーサイト・東京)
           群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)
2006    すきま・・・・・・間(ギャラリーなうふ・岐阜)
2007    なうふ坂アートフェア(ギャラリーなうふ、'08 - '10)
2008    ART OSAKA(堂島ホテル・大阪、'09、'10)
2010    Under 100(YOD Gallery・大阪)
           OSAKA ART NOW(ヒルサイドテラス・東京)
           YOUNG ART TAIPEI(Sunworld Dynasty Hotel・台湾)
2011    CRIA展(京都芸術センター・京都)
           帰ってきた りったいぶつぶつ展(Bunkamura Gallery・東京)
           第5回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜)
           AHAF HK11(マンダリンオリエンタル・香港)
           YOUNG ART TAIPEI 2011 」 (Sunworld Dynasty Hotel・台北)
           cheer up !(ギャラリーアーティスロング・京都)
           ART OSAKA 2011(ホテルグランヴィア大阪・大阪)
           幻象的輪廓×台日交流展(Inart Space・台南)
2012    ART TAINAN 府城藝術博覽會(台南大億麗緻酒店・台南)
           第6回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜)
           台・日・韓交流展(崑山科技大學創意媒體學院 藝術中心・台南)
           第2回 cheer up !(ギャラリーアーティスロング・京都)
           ART OSAKA 2012(ホテルグランヴィア・大阪)
           jun_ch SITE #03(gallery&cafe Zoologipue ・大阪)
           未来風景展(ギャラリーアーティスロング・京都)
2013    第7回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜)
           岐阜と宇宙民藝(なうふ現代・岐阜)
           ART OSAKA 2013(ホテルグランヴィア大阪・大阪)
2014    第8回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜)
           Affordable Art Fair Brussels 2014(Tour & Taxis・ベルギー)
           第二回 日本台湾新世代芸術家交流展(ギャラリーアーティスロング・京都)
           ART OSAKA 2014(ホテルグランヴィア・大阪)
           Art Expo Malaysia 2014(Matrade Exhibition & Convention Center・マレーシア)
           アートフェア札幌 2014 (クロスホテル札幌・札幌)



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